2013年11月27日水曜日

「米国は尖閣を日本のものと認識」:東シナ海が米中の新たな戦場に

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●26日、中国国防部による東シナ海の防空識別圏設定後、米国は戦略爆撃機B-52を事前通告無しに同空域で飛行させた。これについて、「ロシアの声」は「東シナ海が米中の新たな戦場となりつつある」とする記事を掲載した。写真はグアムのアンダーセン空軍基地。


レコードチャイナ 配信日時:2013年11月29日 12時4分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=79796&type=0

東シナ海が米中の新たな戦場に=「米国は尖閣を日本のものと認識」―ロシアメディア

 2013年11月26日、中国国防部による東シナ海の防空識別圏設定後、米国は戦略爆撃機B-52を事前通告無しに同空域で飛行させた。
 これについて、「ロシアの声」は
 「東シナ海が米中の新たな戦場となりつつある」
とする記事を掲載した。

 ロシア地政学問題アカデミーのコンスタンティン・シフコフ氏は、今回の行動は米国による中国への新たな挑戦であるとして、
 「中国がこれらの島々の上空に設定した防空識別圏は無効であり、島は日本が所有していることを承認したもの。
 示威的な挑発行為だ。
 中国は米国による突然の挑発行為に直面し、慎重に対応している」
と述べた。

 ロシア社会政治研究センターのウラジーミル・エフセーエフは、
 「米国爆撃機による尖閣上空の飛行は、日本に対する義務を遂行しようとしてのものだろう。
 米国はアジア太平洋地域でのプレゼンスを強化しつつあり、軍事の中心を同地域に移すことで日本と韓国の安全を保障しようとしている。
 双方は衝突を回避しようとしつつ、互いの反応をうかがっている」
と述べた。



レコードチャイナ 配信日時:2013年11月29日 11時2分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=79819&type=0

安全を脅かしているのは一体誰か!
世界は「日本の本性」をわかっている―中国国防部


●28日、中国国防部の楊宇軍報道官は定例記者会見で、「日本は自国の事を棚に上げ、常に他国の批判を繰り返し、悪者に仕立て上げようとしている」と発言した。写真は自衛隊の観閲式。

 2013年11月28日、中国国防部の楊宇軍(ヤン・ユージュン)報道官は定例記者会見で、
 「日本は自国の事を棚に上げ、常に他国の批判を繰り返し、悪者に仕立て上げようとしている」
と発言した。
 人民日報(電子版)が伝えた。

 会見で
 「中国が設定した防空識別圏に対し、日本の政府とメディアは“中国が一方的に現状を変えようとしており、不測の事態を引き起こしかねない非常に危険な行為”と主張しているが、中国側はどのように考えているか」
との質問が上がった。

 これに対し楊報道官は、
 「中国が東海(東シナ海)に防空識別圏を設定したことは合法だ。
 日本は他国を悪く言うばかりで、自国の行いを思い改めたためしがない。
 日本は昨年9月、中国の強い反対を押し切り釣魚島(尖閣諸島)の国有化を宣言した。
 さらに、公船や航空機を派遣し、中国の正常な訓練を著しく阻害。
 その上理由を付けては軍拡を推し進め、第2次世界大戦後の秩序を乱そうとしている。
 日中間のわだかまりは、日本政府と同国メディアが中国の脅威を主張したためにできたものだ。
 はたして誰が一方的に現状を変えようとしているのか、地域の緊張を激化させ、安全を脅かしているのは一体誰なのか、世界の世論ははっきりわかっているはずだ」
と、非は日本にあると発言した。



サーチナニュース 2013/11/29(金) 12:05
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=1129&f=national_1129_010.shtml

【中国ブログ】日本と中国は、ともに欧米に食われる哀れなブタだ

  中国政府による尖閣諸島を含んだ防空識別圏設置によって、日中関係がより緊迫化した。
 日本政府による尖閣諸島国有化以降、中国国内では日本との開戦を叫ぶ過激な意見がネット上に散見されるようになったがここにきて一気にその数が高まった印象だ。

  その一方、中には日本との戦争はしてはならないと訴えるネットユーザーもいる。
 新浪ブログのアカウント名luohaiheさんは「日本と戦争をしてはならない」というタイトルの文章を掲載した。

  luohaiheさんが論じたのは、英国、米国をはじめとする英連邦国家グループは団結して新たな世界競争の優位に立とうとする一方で、「日中韓をはじめとする東アジアは互いに潰し合おうとしている」というものだ。

  そして、いがみ合う日中両国の現状は「東アジアの弱点」とし、寛容、反省、先見がなく、悪知恵や嫉妬、共倒れしか知らないと論じた。
 しまいには両国を
 「ともに欧州人に焼かれて食べられるだけの2頭の愚かなブタだ
とまで言い切った。

  ヨーロッパに対抗するためにアジアの調和を、という意見には議論の余地がありそうだ。
 しかし、中国、日本のどちらの肩を持つこともなく、どちらも平等に「愚か」と非難するluohaiheさんの客観的な視点には考えさせられる。

  つまらぬ意地の張り合いにより、些細な争いごとがエスカレートしてケンカになる……そんな話は国レベルではご遠慮願いたいものだ。







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