2013年12月4日水曜日

世紀末シテー:「ここは死の街、シャンハイ市」:死の街へと歩みを進める上海

_

●2日、新華社によると、上海では早朝に空気質指数(AQI)が303に達した。AQI指数は301以上が6段階で最も高い「危険」レベルとされている。こうした状況を受け、中国版ツイッターにたくさんのコメントが書き込まれた。資料写真。


jiji.com (2013/12/03-22:59)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013120300900

大気汚染、「厳重」レベルに=子供は屋外活動禁止-上海

 【上海時事】中国・上海市で深刻な大気汚染が続いている。
 2日に汚染度を示す指数が初めて「厳重」レベルを記録し、市は各学校に子供を外に出さないよう求めるなど、市民活動にも影響が出ている。

 市内は2日、スモッグに覆われ、大気汚染度を示す「空気質量指数」は1年前に設定して以来初めて300を突破。
 「厳重」レベルを示す最高等級の6級に到達。主な汚染源の微小粒子状物質PM2.5は夜まで1立方メートル当たり280マイクログラム前後で推移し、中国政府の環境基準の約3.7倍の水準となった。
 深刻な事態に、市は各学校長に対して子供に屋外活動をさせず、欠席や遅刻を認めるよう指示。
 一部の親は子供の健康を心配して、通学にタクシーを使わせた。
 また市は緊急措置として、発電所の稼働抑制や大規模工場の操業制限なども指示したという。



レコードチャイナ 配信日時:2013年12月3日 21時37分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=79997&type=0

上海の大気汚染最悪レベルに
=「嫦娥3号は月に行ったっていうのに」
「驚くことかい?」―中国版ツイッター

 2013年12月2日、新華社によると、上海では早朝に空気質指数(AQI)が303に達した。
 AQI指数は301以上が6段階で最も高い「危険」レベルとされている。

 上海市の環境保護当局によると、同市のAQIは1日午後6時に232(レベル5、極めて健康に良くない)に達し、同7時に重度汚染警報を発表した。

 中央気象台は、2日の夜から3日にかけて華北地区、華東地区で重度の、黄河淮水以南の大部分で軽度のスモッグが発生すると予報を出した。

 ある市民は
 「ここ何日か、上海の空気はひどいね。
 ほこりっぽさのほかに異臭もする」
と話している。

 こうした状況を受けて、「中国版ツイッター」と呼ばれる短文投稿サイト・微博(ウェイボー)にはたくさんのコメントが書き込まれた。
以下は代表的なコメント。

●.「鼻から喉にかけて、明らかにほこりっぽい感じが」
●.「信じられない…。買い置きしていたマスクを使う日が来るなんて」
●.「(中国の月探査機の)嫦娥3号は月に行ったっていうのに、環境汚染は解決できない…」
●.「こんなひどい空気で国際マラソンを開催するなんて」
●.「(為人民服務=人民のために尽くす、にかけて)人民にスモッグを食べさせる」
●.「驚くことかい?武漢は何日もこんなだぜ」
●.「1日1万歩、歩くことにしてるのに、大気汚染に邪魔されてしまった」



サーチナニュース 2013/12/04(水) 15:36
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=1204&f=national_1204_012.shtml

上海のPM2.5が最悪に…「大したことない」=中国版ツイッター

  上海市で2日、大気の汚染度を示す指数が初めて「厳重」レベルを記録し、PM2.5の数値が1立方メートルあたり300マイクログラムを超えた。
 3日には172マイクログラムまで低下したものの、それでも汚染レベルは極めて高いままだ。

  菅義偉官房長官がこのほど、「年明けに向けてPM2.5の濃度が高くなる恐れがある」と述べたとおり、冬場は北西の季節風が強まることから、中国で発生したPM2.5が日本へ大量に流れてくるとの懸念が高まっている。

  中国で深刻化する大気汚染について、中国の簡易投稿サイト・微博上の意見を見てみたところ、ユーザーたちからは

●.「上海の汚染度なんて驚くほどではない。北京の大気は一年中汚染されている」
●.「成都の汚染はさらに深刻だ」

  など、上海以上に汚染が深刻な地域は多いとのコメントが寄せられた。
 ほかのユーザーからも、武漢市では1立方メートルあたり500マイクログラムを超えてもニュースにならないなど、恐ろしい報告が続々と寄せられた。

  また、日本メディアが上海の汚染について報道し、官房長官が上海在住の日本人に注意を呼び掛けたことについて意見するユーザーも多く、

●.「他国がこんなに関心を払っているのに、わが国は反応なしか」
●.「小日本は中国メディアよりも上海に関心を示しているんだな」

  などといった声も見られた。
 実際には、上海の環境保護当局は2日、児童や高齢者にできるだけ外出を控えるよう呼び掛けたほか、小中学校に対し、屋外での体育の授業をやめるよう求めている。
 しかし、一向に改善されない大気汚染について、多くの中国人は政府の対応に不満を抱いていることが見て取れた。



サーチナニュース  2013/12/04(水) 10:22
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=1204&f=national_1204_003.shtml

広い範囲で今冬最悪の大気汚染状況 高まる呼吸器リスク=中国

  中国・上海市では12月に入って大気汚染状況が悪化し、霞んだ空のもとで開催された国際マラソン大会が注目されたが、ここ数日中国の広い範囲で今シーズン最悪の大気汚染が生じたことが明らかになった。中国メディア・中国日報が報じた。

  記事は、3日現在で天津市、河北省から浙江省、上海市までの中国東部、中部の広い範囲でPM2.5が1立方メートルあたり150から500マイクログラムに達し、一部地域では「深刻な汚染」レベルとなったとする中央気象台の発表を伝えた。

  また、四川、貴州、湖南、雲南、江蘇、安徽、福建の各省と上海市では2日に濃霧が発生し、視界が500メートルに届かない地域もあったとした。寒気の緩みと風の弱さにより、汚染物質を含んだ霧やもやは8日まで発生しやすい状況にあるという。

  中国気象局の担当者は3日、11月の大気汚染状況にかんするデータを発表した。そのなかで、華北から華南の広い地域で霧やもやの発生日が5日を超えたほか、一部では15日以上に達した地域もあったことが明らかになった。

  もともと中国では冬に霧やもやが発生しやすい傾向にある。「汚染霧」の続出で呼吸器へのリスクが高まる中で、同じく冬季にリスクが高まる各種インフルエンザの流行をいかに防ぐか、行政は対応を迫られそうだ。



毎日新聞 2013年12月8日(日)
http://mainichi.jp/feature/news/20131206mog00m070011000c.html

上海:大気汚染が悪化「厳重汚染」に

上海で大気汚染が悪化しています。
 微小粒子状物質「PM2.5」を含む大気汚染指数は6日午前で400を突破。6段階のうち最悪の「厳重汚染」です。
 PM2.5の濃度は、1立方メートル当たり470マイクログラム以上で、こちらも最悪レベル。
 隅俊之特派員が今日の様子を撮影しました。
 比較のため、大気がきれいな時の写真(2012年5、6月)もご覧ください。






ウォールストリートジャーナル     2013年 12月 07日 11:31 JST
http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702304906204579242950640216372.html?mod=WSJJP_hpp_RIGHTTopStoriesThird

上海で深刻な大気汚染、航空便にも影響


[image] Reuters

 【上海】上海では6日、大気汚染が最大測定値を超える深刻な水準に達し、色とりどりの照明で飾られた高層ビル群が分厚い灰色のスモッグに覆われた。

 当局は工場の稼働停止を呼びかけたほか、公用車の利用制限で大気汚染の抑制に努めた。
 だが航空便の運航に影響が及び、欠航や遅延が相次いだ。
 通勤する人々はマスクを着用し、空気清浄機を買い求める人の姿も見られた。
 公園に人影はない。

 学校は閉校にならなかった。
 だが上海環境保護局は子供や年寄りのほか、心臓や肺などに慢性疾患を抱える人は室内にとどまるよう勧告した。

 5歳の息子を持つ空港職員のシェン・ランさん(32)は
 「このようなスモッグの中で幼稚園に行かせるのは危険過ぎる」
と述べた。

 「日中も夜もずっと空気清浄機をつけたままにしている」
とし、
 「でも、それだけでは足りない。窓やドアに目張りするためのテープを買いに行く」
とも話した。

 今週立ち込めたままのスモッグについて、気象局は北方から寒気が押し寄せる8日まで続くと予報している。

 上海の大気汚染指数は6日、最大とされる500を超える状態が長く続き、中国の主要都市の中で最悪だった。
 米環境保護庁(EPA)は、大気汚染指数が300を超えるのは森林火災が起きた場合などだとしている。

 微小粒子状物質(PM2.5)は1立方メートル当たりの濃度が一時590マイクログラムに達した。
 これは米EPAが環境基準とする35マイクログラム(1日平均値)の16倍余りに相当する。

 中国国営の新華社通信によると、上海の2カ所にある空港で6日午後、98便の発着が遅れ、運休は89便に上った。



レコードチャイナ 配信日時:2013年12月8日 1時48分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=80184&type=0

大気汚染の頻発期に突入、10~20年継続の可能性も―中国

 2013年12月6日、中国各地の大気汚染やスモッグについて、専門家は発生率が高くなる時期に入ったと警告。
 大気浄化の効果的な対策を取らなければ、こうした状況が10~20年継続する可能性もあると指摘した。
 中国紙・新京報が伝えた。

 中国中央気象台が5日に発表した全国大気汚染気象条件予報図では、江蘇省や浙江省、河北省一帯が赤色で表示され、中でも江蘇省南部は最も深刻な汚染状態を示す赤褐色に塗られていた。

 また、5日は西南地区や華北地区のスモッグは幾分弱まったものの、江蘇省や上海、浙江省北部、安徽省東部などは依然として深刻な状態が続き、大気の汚染状態は4日連続となった。

 中央気象台が発表したデータによると、今年の全国のスモッグ発生の平均日数は4.7日で、例年の同時期の発生日数より2.3日も多くなっており、1961年以降最多を記録している。

 中央気象台の何立富(ホー・リーフー)首席予報官は、
 「今回の大気汚染の分布地域は華北地区だけでなく華東地区全体にも及んでおり、この冬最大のスモッグ発生と言える。
 継続時間が長いことが今回の特徴だ」
と話した。

 ネット上では
 「散歩行き リード見えても 犬見えず ワンワンだけを 頼りに歩む」
 「手をつないでいるのに君の顔が見えない。僕らの間は世界で最も遠い距離」
など、頻発する深刻な大気汚染やスモッグを嘆くコメントが多く寄せられている。



レコードチャイナ 配信日時:2013年12月8日 5時30分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=80182&type=0

北京の日本大使館、大気汚染を理由に職員手当増額へ―中国

 2013年12月5日、チャイナデイリー(電子版)によると、日本メディアは外務省筋の情報として、中国・北京の日本大使館員の在勤手当を2014年度から増額する方針を固めたと伝えた。

 北京では微小粒子状物質PM2.5などによる大気汚染が深刻になっていることから、外務省は大使館員の手当増額に向けて、財務当局と具体的な金額などの調整を行っているという。
 これが認められれば、大気汚染を理由とした初の手当引き上げになる。

 在外公館職員に支給される在勤手当は、赴任先の生活インフラや治安状況などにより金額が9段階に分類されている。
 勤務条件が悪いほど手当は増額されるが、その詳細は「外交上の理由」により公表されていない。



レコードチャイナ 配信日時:2013年12月9日 19時43分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=80262&type=0

スモッグ発生日数、過去52年で最多
=7日連続大気汚染警報発令―中国

 2013年12月8日、中国中央気象台は2つの大気汚染警報(霧=主に自然現象によるもの、霾=ほこりや煙など人為的によるもの)を三段階の一番下である黄色に引き下げた。
 両警報が発令されたのは7日連続。
 スモッグは25省、約100都市に及んでいる。
 新京報が9日付で伝えた。

 中央気象台によると、今回の大規模スモッグは、河北省中南部、天津市、山東省、河南省中東部、湖北省東部、湖南省東北部、江西省東部、江蘇省、上海市、浙江省、安徽省中部、四川盆地の西部と東南部など、中国の中部・東部の広い地域で6~7日連続で観測された。
 今年のスモッグ発生日数は、全国平均は過去52年で最多、安徽省、湖南省、湖北省、浙江省、江蘇省など13省では記録をとって以来最多となった。

 中国環境保護部の担当者は、
 「上海を中心とした長三角(長江デルタ)でここまでひどいスモッグが発生するのは珍しい。
 大気汚染は京津冀(北京市・天津市・河北省)だけではない」
と指摘した。

 環境保護に詳しい専門家は、
 「まずは省単位での対策が必要だ。
 車両の通行制限を行うにしても一斉に始めれば都市生活がまひしてしまう。
 都市部でナンバーの登録地で車両の通行制限をかけるなど、各省は対応策を講じている」
と述べた。




レコードチャイナ 配信日時:2013年12月9日 22時50分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=80269&type=0

<動画で見チャイナ>猛威振るう大気汚染、「ガスマスク」着用で対抗!―上海市


●9日、中国各地で猛威を振るっている大気汚染。市民は各々で対策を取っており、多くの人が外出時にマスクを着用している。ガスマスクをつける人まで現れ、話題となっている。

 2013年12月9日、中国各地で猛威を振るっている大気汚染。
 大気浄化の効果的な対策を取らなければ、こうした状況は10~20年継続する可能性もあると専門家は指摘している。

 市民は各々で対策を取っており、多くの人が外出時にマスクを着用している。
 中国の動画サイトに掲載された映像でもマスクをする男性の姿が映し出されているが、着用しているのは一般的なマスクではなく、物々しいガスマスクだった。
 映像は6日に上海の地下鉄で撮影されたものだという。



レコードチャイナ 配信日時:2013年12月11日 21時0分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=80298&type=0

記録的な大気汚染、中国の「大志」の足かせに―英メディア


●7日、英ロイターは、記録的な大気汚染が、世界最大の経済大国を目指す中国の「大志」の足かせになっていると報じた。写真は上海の大気汚染。

 2013年12月7日、英ロイターは、
 「中国政府は2020年に上海をロンドンやニューヨーク、香港と並ぶ世界経済の中心にしたいと考えているが、記録的な大気汚染がその足かせになっている」
と報じた。
 鳳凰網が9日付で伝えた。

 ロイターは、
 「人が暮らすに適さない環境だ。
 でもどうすることもできない。
 仕事があるのだから。自分で対策を取るしかないが、有効かどうか…」
とする上海市民の声を紹介した上で、社会の安定に力を注ぐ中国政府はここ数年、大気や水源、土壌が汚染され、富裕層からの強烈な抗議を受ける中、早期解決に向けた対策を講じてきたが、抜本的解決には至っていないと伝えた。